フォント。

どなたかは忘れてしまったんですが、とあるサイトで読んだ、あるiPhone向けアプリ開発者様の「モバイル機器で、iPhoneほど綺麗なフォントが使えるものは今までなかった」という趣旨の言葉が、非常に印象に残っています。


iPhoneを手にして一番感動したのが「Safariでのフォントの綺麗さ」でした。
以前、Windows Mobile機のAdvanced/W-ZERO3 [es]を使っていた事があるのですが、システムやブラウザ上でのフォントが読みづらくて、がっかりした事があります。それを解消するために、WM向けおすすめフォント紹介サイトを見て色々入れ替えたりもしたんですが、どうもしっくりこない。(そもそもそういうサイトがある時点でどうかと思いますが…) 結局、しばらくするとアドエスはあまり使わなくなり、手放してしまいました。


Macを使うようになってから、Windowsに戻りたくない理由の一つに、同じくフォントがあります。このフォント、iPhoneでもMacOSでも「ヒラギノ」というフォントが使われています。(MacOSLeopardから標準搭載されています)
見たらすぐ分かるのですが、同じFirefoxを使ってても読みやすさが全然違う。


 


左がFirefox上でのMacの「ヒラギノ丸ゴ」。右が同じくFirefox上でのWinの「メイリオ」。
自分はヒラギノの中でも「丸ゴシック」を使ってます。多少まるっこい方が好みで、読みやすい。


このヒラギノ、実はWindowsでも別途購入して使うことができます。値段はWii+DSiぐらいしますが。これは別にAppleの太っ腹ぶりを褒めたい訳ではなく、つまりは標準搭載するフォントくらいもうちょっと気を使ってよMicrosoft!って事です。


パソコンを購入し、後でフォントを差し替えるような方は少数だと思います。
Windowsしか使っていなければ、そんな事は思わなかったはずです。他の世界を知りませんから。実際に出逢ってからでないと、その差は分からない。
そしてその差を、文字通り「見て」しまった自分には、もうメイリオには戻れないのです。