海街diary。

一昨日ちょこっと話題に上がった「海街diary」。現在連載中の吉田秋生の最新作です。吉田秋生と言うと「BANANA FISH」が特に有名ですね。BANANA FISHも含めて、この方の漫画は大体読んでます。
この海街ダイアリーは、以前の作品「ラヴァース・キス」と同じ世界観を共有しています。(舞台や時間軸もほぼ同じで、ラヴァース・キスの登場人物やその兄弟姉妹なども登場する) けど内容は、恋愛話だったラヴァース・キスとは若干異なり、家族や友情に重きを置いたお話になっています。


この連載は「登場人物たちがどう考え、どう動いて、どう人と繋がっていくかを描く」それだけがしたくて始めたんじゃないかと思います。ドラマ的な展開や、それを通じて説教的な事を伝えようとは多分、これっぽっちも考えていない。それは正直地味に映ったりもしますが、逆に上手く地に足が着いていて、無理無く心に染みてくるんですよね。地味なの好きです。


年に一冊のゆっくりペースという事もあり、正直あまり目立つ作品ではないと思うのですが、こういう作品を見てくれてる人がたくさんいるっていうのは、嬉しいものです。